※当記事は別のブログに2018/5/18に記載したものを
当ブログに再録したものです。
ネタとして少し古くなっているものですが、
まあ何かのお役に立てばと思い再録しました。
結論を言うと掲題の通りです。
理由は
「サブプライムローンと同じ事が起こる」
ためです。
しかも比較にならないほど大規模に。
=============================
サブプライムローンの時はどんなだったか。
ザックリ表現すると、
①世界で流通している債権の中に
ごくわずかにヤバい債券が混入。
②その分の信用が揺らいだだけで
世界中の債権が暴落して経済が混乱。
たったこれだけの話ですが、
「 世界金融危機 」
「 リーマンショック 」
といわれる
おおよそ10年前の世界経済の混乱は
皆さんのご記憶に新しいと思います。
=============================
さて、ではそれと比較し
仮想通貨はどういう状況か。
相場の変動状況なんて言うのは議論に値しません。
どうでもいいです。
問題は世界で流通している通貨に
「 訳の分からないものが混入している 」
ことです。
本当にまじめな話、
現実の世界に存在しているとある国、
その国が経済危機に陥り
「 国そのものが倒産 」 しそう。
そうするとその国の通貨は信用度が下がり
為替相場が混乱し、連鎖的に世界経済が混乱する。
というのはこれまでちょくちょく発生しています。
例えば
1997年頃、タイのバーツが震源の 「 アジア通貨危機 」、
新しいものであれば
2009年頃、ギリシャが震源の 「 ユーロ危機 」
=============================
信用不安が連鎖するのは簡単に言うと
お隣同士で決済が連鎖しているからです。
今仮想通貨はインターネット上で
ケチな買い物をするために
一部の 「 イキった(※) 」 小銭持ちが
使っているのでしょうが、
(※「 イキった 」:
関西弁で調子に乗っている、
格好をつけている的な意味。
「 しゃらくさい 」に近い?)
本格的な現実世界の商取引には
まだ広く用いられておらず、
相場変動による利ザヤ狙いの
ギャンブル・遊び程度のものです。
この程度であれば熱が冷めて価値が暴落しても、
仮想通貨を持っている人が大損するだけで済みます。
(その人がクビが回らなくなって借金を踏み倒す、
となれば一定の連鎖反応は発生しますが…
所詮は個人レベルの問題なので
大きくはならないと思います)
=============================
用いられるようになったとします。
これは仮想通貨の性質
(インターネットの世界でつながっているので、
為替交換の手数料や変動のリスクがない)
を考えると、浅はかな考えから
国際取引の決済に利用される可能性が大きいです。
そのうち、どこからか
「 ビッ〇コイン、
暴落するらしいよ 」
と噂がささやかれるようになる。
つまり、「 信用 」が下がる。
取引中の契約の決済が
問題の仮想通貨で予定されていれば…
短期的には決裁が滞り企業は倒産するし、
長期的には通貨がスムーズに流れなくなりデフレになる。
=============================
これは個人単位での
「 つまらないギャンブルに手を出すな 」
という 「 お説教 」 ではなく、
世の中の責任ある立場の政治家の先生方、
大企業の経営責任者の皆様へのお願い
です。
0 件のコメント:
コメントを投稿