「お前は…いくら何でも、
それは不謹慎すぎるだろっ!」
とお叱りを受けそうで大変恐縮なのですが、
以下の本を拝見して、
「まさにこれだな」
と感じた次第です。
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筆者は転職を何度かして
現在は比較的ホワイトな
システム開発関連企業に勤務しています。
時期によりますが
残業もそんなにゴリゴリに多いわけではなく、
休日出勤もほぼ無し。
プライベートもそれなりに充実しつつ、
40歳直前になって色々と
人生のことを考える余裕もある、
というノリです。
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ただ、ひとつ前に勤めていた会社は
ブラックというか、
「ブラックなクライアントに常駐させる系」
のSE派遣会社で、
まあ色々な現場がありまして、
その会社に勤めて最初の派遣先では、
「なるほどぉ!
これがブラックかっ!」
という闇の洗礼を受けました。
そのクライアントのプロパーではなく、
派遣で入っているメンバーのリーダーA氏が
筆者に最初に宣告したことが以下二点。
一つ、「とりあえず」22時までは帰るな。
一つ、出勤を前提として土曜日は予定を入れるな。
「はぁ!? …まあ …はぁ。」
当時はまだそんなに
世間ずれしていない「若者」で、
また、その派遣先が
特別に変な企業だったわけではなく、
日本で5本の指に入るような
世界的に有名なメーカーの子会社で、
と思ってとりあえず指示に従っていました。
しかし家内が第一子の妊娠初期で、
悪阻がひどくて入院していたり、
ほんとにどうしようもない状況のプロジェクトで
まあまあ心身共に疲れ果てて。
そのプロジェクトから解放された時は
まあまあ本気で、
「マジでこの会社の製品は絶対一生買わん。
っていうか、
このプロジェクトに関わった社員連中、
全員不幸になって変な死に方しろ。
そしてこの企業グループ全社、
爆発して倒産して、
何十万人って失業しろっ!」
と呪いをかけて去りました。
まあ、過去の不幸話、恨みつらみを
ブログで記事にするって、
あんまりイケてないというか、
「超絶ダサい」と思うので、
筆者自身のエピソードはこんなところです。
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さて今回記事の本題
ブラック企業の社員は
特攻隊の隊員と同じだ。
何が同じかと言うと、
冒頭でご紹介差し上げた書籍と、
筆者のエピソード、
また恐らく世の中にあふれる
「ブラック」と言われる状況に共通しているのは、
「無能な上官、上司の
失敗した時の言い訳、
アリバイ作りのための
無用な犠牲」
であるということです。
つまり、
「戦果は芳しくありません!
だけど〇百人を
決死の特攻作戦に投入しました!
だから勘弁して下さい!
(てへぺろ)」
と、
「すいません!
納期が守れそうにありません!
だけど、メンバー総出で
毎晩22時までやって、
土日は全員出勤です!
ここまで頑張っても
どうしようもなかったんです!
(てへぺろ~)」
と同じです。
自分の命と引き換えに家族、
仲間の命が救われるなら、
と自己犠牲をいとわず作戦に従事した
特攻隊員の霊を侮辱するものではありません。
また今でも必死にブラック企業で戦っている、
または志半ばで倒れてしまった、
さらには追い詰められて
「不幸な結果を選択してしまった」人を
馬鹿にしたいわけでもありません。
ただ、本来努力をするべき方向性として、
本当に顧客が満足するサービスを提供するために
労力を費やすのであれば、
それは報われると思うのですが、
馬鹿で無能な官僚気質の上司の
言い訳づくりの材料にされる、
そんな犠牲ってあまりにも
バカバカしいじゃないですか。
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本当に顧客が満足するサービスを提供するために
労力を費やすのであれば、
それは報われると思うのですが、
馬鹿で無能な官僚気質の上司の
言い訳づくりの材料にされる、
そんな犠牲ってあまりにも
バカバカしいじゃないですか。
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言い様が上から目線のようで
非常におこがましいのですが、
筆者が今回記事で、
皆さんにお伝えしたいこと、
絶対に忘れてほしくないこと、
悩んでいる仲間がいれば
伝えてほしいこと。
以下の二つです。
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1.
ブラックだと思う状況からは、
ともかくまずは脱出する!
◆転職したら職歴に傷がつく。
つまり履歴が多いと
「我慢ができない奴」
と思われて次の転職に不利。
◆今の職場で責任を果たさないと、
損害賠償を請求される。
◆転職したって結局次の会社も
似たり寄ったりのブラック企業。
なら転職する労力だけ無駄。
今のまま我慢した方がマシ。
◆逃げだすように転職しても
足元を見られて給与がさがって
生活ができないようになるかもしれない。
◆そもそも逃げ出したら、
次の就職がすぐに決まるか怪しい。
収入が途絶えると結局死ぬしかない。
これらの想像は全くの妄想で、
現実にはこんなことはあり得ません。
幽霊を怖がっているのと同じです。
「自分はタフガイだ!
まだ大丈夫だ!」
と思っているかも知れませんが、
ある日突然「糸は切れてしまう」ものです。
ちなみに、
上記筆者のエピソード内で
「闇の洗礼」と感じた宣告をなさった
例の派遣リーダーのA氏は
既にこの世にはいらっしゃいません。
心筋梗塞で他界されました。
「おいおい、
冗談でもそういうことは…
あんまり言わない方がよくない?」
いや、これがマジなんです。
しかもお亡くなりになったのが、
お嬢さんの結婚式の翌日。
まだ前日じゃなかっただけ
良かったかもね。
ただ、そんな人生って、
あきらかに不幸です。
死んじゃったら何にもならない。
まずは自分自身の
命、体、そして精神を守らないと。
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2.
今からなるべく
「そんなに努力をしないで」
お金持ちになれっ!
「…えぇっ!?
なんの話だよ急に…
何言ってんだこいつ(笑)」
と笑われるかもしれませんが、
これが結構大真面目な話です。
今筆者もお金持ちになろうと画策しています。
それも出来るだけ努力なしで。
語弊があるのでもう少し詳しく説明すると、
まあ世の中でよく言う「不労所得」なるもので、
少し生活を楽にしよう、
あわよくば引退できればいいなー、
なんて思っています。
で、なぜそんなことを考えているかというと、
色んな国を旅行をしたい!
カッコいい服を着たい!
スーパーカーに乗ってみたい!
別荘でゴージャスなパーティーをしたい!
こういう贅沢も魅力ではあります。
ただ、今本当に筆者が
「お金持ちになって実現したいこと」
は、こんな感じです。
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自分の子ども達に
「お金なんてものはただの道具で、
それそのものが
命の引き換えになるような
大それたものじゃない。
いざとなればお金なんて
いくらでも稼げるんだから、
つまらないことにこだわったり
ありもしないことを怖がって
体を壊したり
寿命を縮めるまで働く、
そんな馬鹿なことは
絶対にしてはいけない。」
ということを説得力をもって
正しく説明したい。
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もちろんブラック企業がはびこる原因は
いくつもの要素が複合的に絡み合って、
簡単には解決できない問題ではあります。
ただ、
一つだけ絶対に勘違いしてはいけないことは、
以下のことです。
今会社の中で幹部の職にあるような人々、
バブル世代と言われる人々が
それなりに高給取りで
それなりに贅沢な暮らしを出来るのは、
本人たちの努力、
イヤなことを我慢して我慢して
我慢しきった結果、
ではありません。
経済状況、社会構造が
たまたま有利に働いただけで、
本人らの努力、才能で
得られたものではありません。
(中には本当に素晴らしい人も
混ざっていると思いますが)
そういう世代の常識、
一生懸命頑張って努力して、
我慢すれば収入が増加して贅沢ができる、
というのは一種のファンタジー、
もしくはコメディーです。
いまわれわれ氷河期世代が
前の世代に比べて収入が低迷していのは、
前の世代に比べて努力が足りないから?
もしくは我慢が足りないからでしょうか?
冗談じゃないですよね。
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そしてそのファンタジーコメディーの犠牲は
私たち氷河期世代ぐらいで食い止めて、
せめて子どもの世代に連鎖させてはいけない。
筆者は自分の子どもに
ちゃんと教育を受けさせて、
出来れば大学にも大学院にも
進学させたいと思います。
ただ、それは
「いい会社に就職したいからいい大学に入る!
そのために必死に勉強しなければならない!」
というような前の世代の常識を真に受けての、
被害の連鎖を生じさせるような理由じゃなく、
お金にならなくても良いから、
本当に人の役に立つような、
人に喜ばれるような研究をしてほしいから。
また本人らが希望するなら
何らかのアーティスト活動みたいなことを
しても良いかも。
これも
「お金にならないから、
生活出来ないから諦める」
というようなことをしてほしくない。
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さて、筆者の愚痴を交えながら、
長々と進めてまいりました
今回の記事はここまでです。
お付き合いいただきまして
本当にありがとうございます。
何か問題があれば
努力を正しい方向に補正する。
これが一番大事だろうと思います。
ブラック企業で我慢し続けることは
申し訳ないのですが、
自分自身も周りの人も、
誰も幸せにできません。
特攻隊で命を無駄にして戦った隊員と同じです。
上官の命令を無視して
敵艦に体当たりせず爆弾を投下して帰還すれば良い。
トライ&エラー
ヒット&アウェイ
で失敗しても、逃げだしても、
何度もチャレンジすればいいんです。
努力をするなら無駄な我慢ではなく、
お金を稼ぐ方向にしましょうよ。
その気になれば
お金はいくらでも稼げます。
お金はいくらでも稼げます。
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