コップの水を飲まずに我慢するコツ

コップの水を飲まずに我慢するコツ

コップの水を飲まずに我慢するコツ

前回まで『マルサの女』に登場する敵役の権藤氏の方法論
「コップの水は溢れて垂れてくるのを舐めて我慢する」と
その実践による
「車をタダで手に入れる」の実践例をご紹介しました。


今回はその方法論の第一歩となる
「実践のコツ」をご紹介します。


コップの水を飲まずに我慢するコツ


ただ、この権藤氏の
「コップを舐めて我慢しなさい!」
というのは、

分かってはいるけども、
なかなか実践ができない。

やっぱりまとまったお金が出来たら、
あれが買いたい、これが買いたい、
となってしまうのが人情というものです。


ここでいよいよ、
当シリーズのメインテーマ、
「強制的に原資保持を行うことが出来る簡単な方法」
のご紹介に参りたいと思います。


これ、ごくごく簡単な話で
大々的に「ご紹介!」というほどの大した話ではなく。


結論からお伝えしますと、

投資用の口座と日常生活経費の口座は完全に分離し
投資用口座への入金の一方通行で出金は一切しない

これだけです。


「え?何かすごく当たり前すぎて、
 あんまり面白くないんだけど…」


はい、そうなんです。
ごくごく普通の当たり前の話で…


ただ、これを徹底するとなると、
これがなかなか難しいです。


例えば、こんなシーンを想像してみてください。

---------------------------------------------
貯蓄が600万円ある。
投資用口座に入金済み。


日常生活経費口座に30万円ある。


ある日エアコンが壊れた!
買い替えると20万円弱かかる。

さて、あなたならどうする?
---------------------------------------------


全くその他の貯蓄が無いというのも、
ちょっとお粗末な話ですが…


実はこれが
筆者が本当に体験したトラブルで、
今風?にカッコよく言えば
「ケーススタディー」です。


で、この時の筆者の対応方法です。
必ずしもこれが正解というものではないのですが…

・30万円しが残高が無い
 日常生活経費口座から20万円も出すと、
 いつ資金がショートするか分からない。

・投資用口座には潤沢に資金があるが、
 これを切崩すのは愚の骨頂だ…

↓↓↓

【答え】
クレジットカードで購入し、
後からリボ払いを利用する。


「えぇーっ!?
 金利が高すぎて、
 リボ払いとか使う奴、
 アホじゃない!?」

と、お笑いになられるかもしれません。


またリボ払いはすごく利用の壁が低く、
簡単に利用できてしまうので、

何でもすぐに購入できちゃう代わりに
すぐに首が回らなくなるという
禁断の果実的な匂いがします。


これはいずれも一側面では真実で
間違った使い方をすると
大変なことになるのは間違いありません。


ただ、
「リボ払いを使う奴はアホ」
なのではなく、
「アホがリボ払いを使うと大変な事になる」
が正解です。


第一に優先すべきことは
意地でも一度貯めたお金、
投資用口座に入金したお金は
切崩すことなく
「コップに貯めたまま」
にして置くこと。


どうしても首が回らなくなった、
にっちもさっちもいかないとなった時に
初めて最終手段として貯蓄を切崩すべきで、
最初からあてにするべきではありませんね。


また、リボ払いを推奨するものではないのですが、
余談として経済的な勝利の大原則は、
自分の手元に価値(現金と言い換えても良いと思います)
を出来るだけ長く、多く滞留させること、です。


つまり、
支払は金利がかさんだとしても
出来るだけ小さな額に分割し長期に、

逆に受け取りはなるべく早く、
出来ればまとめて。


なので、

支払の場面では

(×)現金一括支払

↓↓↓

(〇)ローンで小分けに支払、
  ものによって可能であれば
  購入ではなくリースで調達。


受取の場面では

(×)年金で受取

↓↓↓

(〇)一時金をまとめて受取
  受け取ったうえで自分で運用。

という意識を持つべきだと思います。

---------------------------------------------

「あとさ、配当金で車を買う話は?」


はい、これについてはもう少し正確にお伝えすると、

ローンの支払いそのものは
日常生活経費口座から引き落とされ、
月々の給与から支払われています。

これに対して、ほぼ同額の配当金が投資用口座に支払われ、
車のローン関連で言うと資産額の変動はプラスマイナスゼロ、
つまりただで車を買ったことになります。


「うーん…確かにそうだろうけど、
 なんか釈然としねーな。
 結局毎月ちゃんと働いて、
 お金は払うって事じゃん。」


確かに、いつまでもずっと貯めっぱなしで、
結局働き続けなければならないというのは
あまり面白くないのですが…



「いつか来るある瞬間」までは、
ずっと投資用口座は入金のみの一方通行で
資金を貯め続けるべきだと思います。


その
「いつか来る、ある瞬間」
とは。
---



次ページ
【6】 「明日からいきなり金持ち」は虚構



【1】 資産運用のための原資保持の重要性
【2】 コップの水は溢れて垂れてくるのを舐めて我慢する
【3】 この理論で車をタダで手に入れることもできる
【4】 「車をタダで手に入れる」の実践例
【5】 コップの水を飲まずに我慢するコツ
【6】 「明日からいきなり金持ち」は虚構
☆ 投資情報取得資格チェックリストに戻る


---

0 件のコメント:

コメントを投稿