毎月ファンドマネージャが行う子供だましの寸劇

毎月ファンドマネージャが行う子供だましの寸劇

投資情報の重要性

ある投資信託の運用責任者が
毎月配当を支払わなければならない時期に、
以下のようなことをやっています。


「…あ~、やべぇ…
 今月全然利益出てない。
 マジで、やべー。

 とりあえず100円払うって
 約束してるしなー。

 仕方ねーな。
 お客さんから預かった
 元々の1万円から100円抜いて、
 配当っぽく口座にいれとこっか…

 うんそうしよう!
 それで今月はごまかしちゃえ!」


…。

つまり運用利益ではないので、
源泉徴収がされずに
100円が丸々口座に入るという仕掛けです。

具体的な計算は以下のような感じです。

預けたお金:
10,000円 ⇒ 9,900円
-100円

今月の配当:
+100円

でトータル
±0円

つまり全然利益が出ていません。


『え~…? まさか
 まじめなお金の話、投資の世界で、

 たぶん、バリっとした
 高級スーツに身を固めて、
 ピシーっと七三に分けて、

 「移動はいつもファーストクラスですが?」
 的な、いかにも
 「 俺、できます! 」
 なファンドマネージャが

 そんな子供騙しみたいなことを… 』



やっているのです。


しかも困ったことに、
基準価格の変動については
証券会社のシステム上
「+」と「-」が
ちゃんと表示されるのですが、

このなんちゃって配当のために
元金から切崩した分は
「-」となりません。

なので、
よく注意して観察しないと、
配当が支払われていると思い込んでいたら

自分が購入した元金から切崩すばかりで、
全然配当が出ていませんでした、

ということになります。

さらに厄介なのが、
NISAで運用している場合、
一定額まで非課税なので、

なんちゃって配当なのか、
マジメに配当が出たうえで
NISAで税金の徴収が免除されているのか
見分けがつかない!

ということになります。
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【7】 当ファンドは非NISAで購入して配当をチェック



【1】 投資情報の重要性
【2】 投資情報はキャピタルゲインではあてにできない
【3】 投資情報はインカムゲインでのみ有効
【4】 注意1:あくまで過去実績を元にした参考情報です!
【5】 注意2:「なんちゃって配当」に気を付けて!
【6】 毎月ファンドマネージャが行う子供だましの寸劇
【7】 当ファンドは非NISAで購入して配当をチェック
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